有観客ライブ・ソーシャルディスタンスライブについて

引用：billboard-japan

2020年2月26日の京セラドーム大阪で行われるはずであったEXILEのライブ『EXILE PERFECT LIVE 2001▶︎2020 』、同日の東京ドームでのPerfume以降、コロナ禍により予定されていた国内の公演がほとんど中止となりました。

8月には政府のガイドラインに基づき徹底した感染防止対策を行ったうえで、大阪城ホールにおいてライブイベント『THE BONDS 2020』が緊急事態宣言以降、観客を⼊れたアリーナクラスの会場としては全国で初めて開催されました。

スポーツでは、プロ野球で開幕当初から無観客での開催が続いていましたが、7月10日からようやく上限5000人まで入場できるようになりました。

その後も9月には、政府によるイベント開催制限の緩和、人数制限緩和が延期されることで有観客で予定されていた大規模なイベントやライブが中止や延期になることもありながら、アリーナやホールでの5000人以下での開催は徐々に行われ始めている状況です。

主催者側はどのような対策をしているのか、参加者は何に気をつければよいのか

コロナ禍における有観客ライブ、ソーシャルディスタンスライブについてまとめておきます。

ライブハウス-業界ガイドライン

「ライブホール、ライブハウスにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」

夏以降の有観客ライブの様子

まず、どの会場でもとられている新型コロナウイルス感染拡大防止の対策として、ソーシャルディスタンス（社会的距離）確保の為、収容人数の半分以内でのでの開催。

チケットを電子チケット（デジタルチケット）にすることで入場時の観客とスタッフの接触を減らすことがおこなわれています。（某男性演歌歌手は紙チケットでしたが、観客がご高齢なので今後の課題です）

マスクの着用や入口での非接触体温計による検温と消毒液での手指消毒はもちろん、検温所にて検温を行い37.5℃以上のお客さまは、メディカルチェックにて再度検温をし、看護師の判断によっては入場できない場合もあります。

厚生労働省の新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOA（COVID-19 Contact-Confirming Application）の登録および入場の際にインストールの確認が行われています。

グッズ販売

人の密集を避けるため、ライブグッズの販売はオンラインでの事前販売のみで現地販売はなしなどの対策。

または現地販売がある場合は、飛沫防止のためのアクリル板や消毒液の設置、電子マネーの導入など。

入退場

観客の座席エリアごとの規制入退場、または座席やブロックごとに入退場を時間差で設定。

座席

ステージと客席間の距離を十分な距離を確保する。

アリーナ席、スタンド席、共に原則、前後左右に1席ずつ間隔を空けた配置や、立ち位置指定のマスエリアを配置など。

公演中

飛沫感染防止の為、大声での会話や声援（コール）などは禁止。

不要な座席の移動や来場者同士の接触、物の貸し借りを控える。

会場内の換気の徹底。(大阪城ホールで行われた公演では天井換気ファン・空調機により1時間に3～4回の空気入替を実施。)

未成年者

未成年（20歳未満の方）の参加の際には、保護者の同意が必要な場合があります。

同意書の持参や、提出が必要な場合もありますのでお気をつけください。

提出が無い場合、入場できません。

その他

会場内の喫煙所を閉鎖。

会場内の手すり・ドアノブ･トイレなど、手を触れる箇所のスタッフによる随時消毒の徹底。

プレゼントBOXなどの設置を中止。

感染防⽌対策が実践され行われた主な公演

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